ビジネス文書のデジタル化が進められていますが、一昔前に社内で制作された書類はアナログ状態ですので、厳格に管理して保管しなければいけません。

デジタル化が容易な書類もありますが、一方で文書の性質上、アナログで保管すべき物もあるでしょう。会社の書庫にはそういった理由から、大量の書類が保管されており、管理者は細心の注意を払って空調設備をコントロールしなければいけません。特に気候変動が激しさを増す昨今、冬でも高温多湿な環境になる事があります。庫内にはセンサー付きの湿度計を設置しておき、常日頃から湿気のレベルを記録し、把握しておきたいところです。

センサー付きの湿度計は、いち早く倉庫内の高温多湿な状況を感知し、現場スタッフに危険を伝えてくれます。普段から空調をフル稼働させると、書庫の光熱費が高くなってしまい、経済的ではありません。センサー付きの湿度計を取り付ける事で、普段は必要最低限の空調の稼働率にしておき、湿度が急上昇した時のみ、フル稼働させるようにすれば、安全な文書管理と光熱費の節約が一度に達成させられます。

広々とした書庫の場合、複数のセンサー付きの湿度計を設置した方がより正確な湿度管理が可能です。例えば同じ庫内でもスタッフが頻繁に出入りする入り口付近は扉の開閉が多いため湿気が蓄積し難く、空気の流れがほとんどない奥の箇所や結露が出やすい窓周辺は湿気が多くなります。部屋の四隅と中央にそれぞれ設置すれば、庫内の微妙な環境の違いも把握できます。