農業や水産業の現場では、毎日の温度管理が大変に重要な影響を与えています。
農作物や稚魚の育成には適切な温度環境が欠かせないからです。長い年月、現場では作業者の経験に頼ったり、必ずしも正確とはいえない器具を使ったりして管理が行われていました。そのような状態でも問題ないこともありますが、急激な天候の悪化などで温度が変わり、悪影響が出ることもあったのが実情です。そんな状態を改善するため、IT技術が駆使されるようになりました。
センサーを使って気温や水温を正確に計測して、それをリアルタイムにチェックすることがめずらしくありません。IT技術によって近い将来の変化を予測することも不可能ではないため、経験に頼らない客観的な温度管理が実現しています。気温や水温を自動的に計測したり記録したりするシステムは高額なものでしたが、だんだん価格が安くなって幅広い事業者に利用されています。
農作物などを適切に育成するために大きく貢献していますが、作業者の労働の負担を減らす意味でもよい影響があると考えるのが一般的です。インターネットを活用することで、離れた場所にある農地や養殖場の状況をチェックできます。また、夜間に急激な温度低下が起きたとしても警告を出すことができるので夜遅くまで起きている必要はありません。温度管理は農業や水産業に欠かせない要素ですが、IT技術の活用により自動化が進められて手軽な情報収集が当たり前になりつつあります。